【AZ-900】おすすめの勉強方法

【AZ-900】おすすめの勉強方法資格・キャリア

はじめに

「AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals」に2021年11月に合格しました。

1回受けて、2週間後に2回目を受けての合格でした。(AWS SAAを取得していたのに1回落ちてしまいました。。。)

これから受験する方に向けて、効率的に対策するためのおすすめの勉強方法を解説します。

おすすめの勉強方法をまとめると・・・
①無料のMicrosoft Virtual Training Days を受講する
②無料の試験対策オンデマンド講座を受講する
③Microsoft LearnでAZ-900の範囲を1周する

AZ-900とは

AZ-900の位置付け

AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals はAzure初級者向けのMicrosoft認定試験です。クラウドサービスの基礎知識と、クラウドサービスがAzureでどのように提供されるかを問われます。

クラウド初心者でAzureに対する理解を深めていきたい人にとっては一番最初に取得を目指す「入門」的な資格です。

AZ-900の上位資格には「AZ-104:Azure Administrator Associate」等のAssociate資格、さらにその上に「AZ-305:Azure Solutions Architect Expert」等のExpert資格があります。

試験の構成

AZ-900の試験構成は以下のようになっています。(2022年2月現在)

項目内容備考
試験時間60分しっかりと対策していれば試験時間が足りなくなることはありません。
問題数30〜40問
合格基準700点/1000点
受験料12,500円バウチャーを持っていれば安くなります。
受験場所テストセンターまたは自宅・職場テストセンターをおすすめします。
試験形式選択式

以下のリンクより試験を予約することができます。(Microsoftアカウントを持っていない方は作成してください。)

受験場所については、自宅・職場で受験することも可能ですがカメラオンにして試験官と英語で確認をしながら進めなければならないというハードルがあるので、テストセンターをおすすめします。(ただし、テストセンターが遠方の方は自宅の方が良いかと思います。)

試験 AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals - Certifications
試験 AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals

試験の範囲

AZ-900の試験の範囲は6つの分野があります。それぞれの分野ごとに出題ボリュームも決まっています。(2022年2月時点の情報を記載、試験範囲と出題ボリュームは変更される可能性があるため最新の情報を確認してください。)

・クラウドのコンセプトに関する説明(20〜25%)

クラウドサービスのメリットと考慮事項、クラウドサービスの種類と違い、クラウドコンピューティングの種類と違いなどについて出題されます。

・Azureのコアサービスに関する説明(15〜20%)

Azureの主要なアーキテクチャ、Azureで利用できる主要なリソースなどについて出題されます。

・Azureのコアソリューションと管理ツールに関する説明(10〜15%)

Azureで利用できる主要なソリューション、Azureの管理ツールなどについて出題されます。

・一般的なセキュリティおよびネットワークセキュリティ機能に関する説明(10〜15%)

Azureのセキュリティ機能、Azureのネットワークセキュリティなどについて出題されます。

・ID、ガバナンス、プライバシー、およびコンプライアンス機能に関する説明(20〜25%)

Azure ID サービス、Azureのカバナンス機能、プライバシーおよびコンプライアンスなどについて出題されます。

・Azureの料金とサポートに関する説明(10〜15%)

コストの計画と管理、AzureのSLA(Service Level Agreement)、Azureのサービスライフサイクルなどについて出題されます。

おすすめの勉強方法

AZ-900はMicrosoft認定資格のAzure関連資格の中では難易度が低い基礎資格です。しかし、だからと言ってクラウドの知識があっても、Azureのサービスに関する知識なしで合格することは難しいでしょう。以下で私のおすすめの勉強方法を紹介します。

おすすめの勉強方法まとめ
①無料のMicrosoft Virtual Training Days を受講する
②無料の試験対策オンデマンド講座を受講する
③Microsoft LearnでAZ-900の範囲を1周する

無料のMicrosoft Virtual Training Days を受講する

「Microsoft Virtual Training Days」はMicrosoftが提供している無料のオンライントレーニングです。Microsoftのエキスパートによる解説が行われ、リアルタイムチャットで質問することもできます。また、Fundamentalsコースを受講すると対応するMicrosoft認定資格(当記事ではAZ-900)を無料で受験する特典を受け取れます!

無料のトレーニング イベント Virtual Training Days | Microsoft Events and Seminars
Microsoft Virtual Training Days は、皆様のビジネス、キャリアへより大きなインパクトを創出するために設計された無料のトレーニング イベントです。

いきなり独学で対策を始めても、なかなかポイントをつかむことが難しいと思うので、最初にMicrosoft Virtual Training Daysを受講することをおすすめします。AZ-900の試験範囲に該当するコースは「Microsoft Azure Virtual Training Day: Azure Fundamentals」となります。

難点として、平日開催であるため社会人の方は休みを取らなければ受けにくいことがあります。どうしても平日に受けることが難しい方は次の「無料の試験対策オンデマンド講座を受講する」で対策しましょう。

無料の試験対策オンデマンド講座を受講する

開催日時を気にする必要のない無料の試験対策オンデマンド講座を受講することもできます。こちらの講座は「試験対策」に特化した内容となっていますので、クラウドの基礎知識がない方が受けるのは難しいかもしれません。

また、「無料のMicrosoft Virtual Training Days を受講する」でコース内容を十分に理解した方は、こちらの講座は受ける必要はないかと思います。

AZ-900 : Microsoft Azure Fundamentals 試験対策

Microsoft LearnでAZ-900の範囲を1周する

「無料のMicrosoft Virtual Training Days を受講する」、「無料の試験対策オンデマンド講座を受講する」の両方もしくはどちらか片方を完了したら、仕上げとしてMicrosoft LearnでAZ-900の範囲を1周してみて、自身の理解度をチェックしましょう。

Microsoft LearnではAZ-900の範囲を独学で学習することが可能です。サンドボックス環境でAzureを実際に操作するコンテンツや演習問題も用意されています。

空き時間にスマホなどで学習することができるメリットなどはありますが、試験のポイントをつかむことが難しいため、Microsoft Learnだけでの試験対策はおすすめしません。

Microsoft Certified: Azure Fundamentals - Certifications
この分野の初心者なのか、経験豊富な専門家なのかを問わず、Microsoft Azure の基礎を習得することで、キャリアを速やかにスタートさせ、Azure から提供される数多くの技術的な機会にさらに深く飛び込む準備ができます。

上記のリンクにてラーニングパスを選択すると、Microsoft LearnのAZ-900の範囲を進めることができます。

その他の勉強方法

参考書を使って対策する

しっかり対策したい方には、参考書を購入して対策することをおすすめします。AZ-900の対策として「黒本」と呼ばれる参考書を含め、数種類の参考書があります。

Amazon.co.jp
Bitly
Bitly

Udemyを使って対策する

Udemyの講座を購入して対策することもおすすめです。下記の講座は模擬試験を7回分受けることができます。(模擬試験・解説のみで説明動画はありません。)

Udemyの講座はセール中に購入するようにしましょう。値段が全く違います。

【6万人が受講】AZ-900 Microsoft Azure Fundamentals模擬試験問題集(7回分490問)
本講座は日本語版と英語版を合わせて6万人が受講している人気講座です! AZ900の本番試験で出題された問題をベースに全7回分490問の試験対策問題集です。世界中で合格者が続出しているトップAzure講座となっています。

参考:私の合格体験談

参考として私の合格体験談を書きます。

受験の背景

AWS SAA(Solution Architect Associate)の取得後、システムインフラに関係するプロジェクトに入ることはなく、実務経験のないままかろうじて身につけたシステムインフラの基礎知識もどんどん忘れていました。そんな折に、会社でMicrosoft資格の資格取得支援制度をやっていると知ったため、Azureの基礎資格であるAZ-900を手始めに取って、忘れていたインフラ知識を思い出していこうと考えました。そこから上位の資格もできれば取っていこうと思いました。

1回目(不合格)

2021年11月にテストセンターで受験して不合格でした。不合格だった時は虚しいですね。。。何のための1時間だったんだろうとか、何のためにテストセンターまで受けにきたんだろうとか考えながら帰りました。

試験対策としては、AZ-900よりも難しいと思われるAWS SAAを既に取得していたことから、そこまで対策が必要だと思っていませんでした。クラウド基礎知識はあるからAzureのサービス名だけ覚えればいいと思い、Microsoft Learnを1周して試験に臨みました。

1回目の不合格から時間をおいてしまうと、せっかく覚えた内容を忘れて最初から覚え直すことになりそうだったので、2週間後に2回目を受けることにしました。

2回目(合格)

1回目と同じく2021年11月中に2回目を受けて、ギリギリで合格しました。運よく日程が合ったMicrosoft Virtual Training Days を受講して、試験のポイントが理解できたため合格できたのだと思います。

AWS SAA取得の時も感じましたが、システムインフラの実務がないままクラウド資格を取得するのは難しいです。ですが今後、クラウドトランスフォーメーション(クラウド移行)のプロジェクトに携わる可能性もあるので、引き続きクラウド系の勉強は続けたいと思います!

さいごに

AZ-900試験は、クラウドの基礎知識やAzureの基本的なサービスを学ぶにはとても良い資格です。

この記事の内容が参考になり、多くの方がAZ-900に合格してくださったら幸いです。

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