【応用情報技術者】おすすめの勉強方法

【応用情報技術者】おすすめの勉強方法資格・キャリア

はじめに

応用情報技術者試験(AP)に2020年10月に合格しました。

1回目を2019年4月に受けて不合格で、2回目での合格でした。
(基本情報技術者試験は受験していません。)

これから受験する方に向けて、効率的に対策するためのおすすめの勉強方法を解説します。

おすすめの勉強方法をまとめると・・・
【午前】
①参考書を2周する
②応用情報技術者試験ドットコムで過去問を繰り返す
【午後】
③問題集を1周する→絞った分野のみ対策する

応用情報技術者とは

応用情報技術者試験の位置付け

応用情報技術者試験とは、情報処理推進機構(IPA)が主催する情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の一種です。1年間に2回(春期4月・秋期10月)に実施されます。

基本情報技術者試験の上位に位置する試験であり、ITに関する幅広い知識が求められます。応用情報技術者試験を合格して、さらに上位にある高度情報処理技術者試験(ITストラテジスト試験等)取得を目指す方も多いでしょう。

情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の概要(IPA)

受験者の対象者像として、IPAのHPには「高度 IT 人材となるために必要な応用的知識・技能をもち,高度 IT 人材としての方向性を確立した者」とあります。

私の個人的な印象としては、IT企業の若手〜中堅が受験しているイメージです。

試験の構成

試験は「午前」と「午後」に分かれており、1日をかけて実施されます。

午前・午後ともに6割以上の正答率で合格となります。(午前で不合格の場合は午後の採点はされません。)

午前午後
試験時間9:30〜12:00(150分)13:00〜15:30(150分)
出題形式多肢選択式(四肢択一)記述式
出題数
解答数
出題数:80問
解答数:80問
出題数:11問
解答数:5問
合格基準6割6割

応用情報技術者試験に合格すると、高度情報処理技術者試験(ITストラテジスト等)の午前Ⅰ(応用情報技術者試験の午前と同じような4択試験)が2年間免除となります。

試験の範囲

応用情報技術者試験の試験範囲は多岐にわたるため、ここでは概略を記載します。詳しい試験範囲についてはIPAの公式HPをご覧ください。

午前は「テクノロジ系」(80問中50問)、「マネジメント系」(80問中10問)、「ストラテジ系」(80問中20問)の3分野に分かれています。

IT系の資格といっても、技術分野である「テクノロジ系」の知識だけではなく、実際にシステム開発プロジェクトを進めていくうえで最低限必要となる「マネジメント系」や「ストラテジ系」の知識も求められることになります。

午後も午前と同じように「テクノロジ系」、「マネジメント系」、「ストラテジ系」の3分野が範囲となります。この3分野から11題の設問が出題され、5問を選択して回答します。なお、「情報セキュリティ」の設問は必須選択となっています。

おすすめの勉強方法

応用情報技術者試験を合格するために必要なのは「暗記」です。特に午前問題は半分以上が過去問から出題されるので、過去問を暗記すれば突破できる可能性は高いでしょう。午後問題も記述が出題されるものの、内容的には思考力を問うものではなく暗記で対応するべきものです。

おすすめの勉強方法まとめ
【午前】
①参考書を2周する
②応用情報技術者試験ドットコムで過去問を繰り返す
【午後】
③問題集を1周する→絞った分野のみ対策する

この勉強方法は、基本情報技術者試験を取得しておらず、応用情報技術者試験から受験する場合を想定して書きます。基本情報技術者試験を取得していれば、午前問題の対策方法は分かると思うので、「①参考書を2周する」は飛ばしてしまって大丈夫です。

午前

①参考書を2周する

まず、参考書を2周します。1周目は流し読みで理解できない部分があっても立ち止まらず、とりあえず読み終えることを目指しましょう。とにかく範囲が広いので、理解できない部分で悩んでいると学習することが嫌になってしまいます。

1周目で全体像を理解した後に、1周目で理解できなかった部分を中心に2周目を進めます。2周目では参考書についている例題も解いてみて理解を深めましょう。

応用情報技術者試験の参考書はたくさん種類がありますので、実際に書店で確認してみて自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。私はイラスト付きでイメージから理解できそうだと思い、キタミ式を選びました。

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他にも2冊の参考書を紹介したいと思います。

『応用情報技術者 合格教本 (情報処理技術者試験)』は定番の参考書です。

令和04年【春期】【秋期】 応用情報技術者 合格教本 (情報処理技術者試験)
令和04年【春期】【秋期】 応用情報技術者 合格教本 (情報処理技術者試験)

『情報処理教科書 応用情報技術者 テキスト&問題集』は書名の通り、テキストと問題集が一体となっている参考書です。

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②「応用情報技術者試験ドットコム」で過去問を繰り返し解く

参考書を2周した後は、応用情報技術者試験ドットコムの過去問道場で過去問を繰り返し解きましょう。このサイトでは試験回を指定して解いたり、分野を指定して解いたり、間違えた問題に絞って解いたりすることができます。解説付きなので間違えた問題を調べる手間もかかりません。

この過去問道場で直近10回分(過去5年分)を100%正解できるようになるまで、繰り返し解いてください。(古い年度の問題は出題傾向の変化により出題される可能性が低くなるため。)

やっているうちに計算問題など解き方が分からなくて何回も間違える問題があると思いますが、割り切って正解を暗記するようにしてください。もちろん全ての問題を「理解して解く」が理想なのですが、午前は6割を正解すれば良いので、学習に時間のかかる分野は理解を諦めて暗記で勝負するという選択をすることも大切です。

過去問を解くうちに出てきた馴染みのない用語は、ググって意味を調べてメモしておきましょう。テクノロジーは常に進化し続けているので、応用情報技術者試験でも新しい用語の意味を問う問題が出題される可能性があります。

応用情報技術者試験ドットコム
応用情報技術者試験の解説でNo.1を目指すサイト。試験の最新動向や過去問題の解説など応用情報技術者に関係する情報を発信しています。トップページの応用情報後術者過去問題一問一答で理解度を確認しましょう。

午後

③問題集を1周する

「①参考書を2周する」「②「応用情報技術者試験ドットコム」で過去問を繰り返し解く」を終えたら、いよいよ午後対策です。

午後では11題出題され、そのうちの5題を回答します。5題のうちの1題は「情報セキュリティ」の選択が必須となっているので、残り4題をどの分野から選択するか判断することになります。

人によって得意分野は違うので、とりあえず問題集を1周してみてどの分野の問題なら解けそうか見当をつけてみるのが良いのではないでしょうか。(苦手分野の問題ならばそもそも解こうともしないかもしれませんが。)
※問題集の問題を全て解くと時間がかかるので、分野ごとに1題選んで解きましょう。

私は定番そうな以下の問題集を使って対策しました。

令和04-05年 応用情報技術者 試験によくでる問題集【午後】 (情報処理技術者試験)
令和04-05年 応用情報技術者 試験によくでる問題集【午後】 (情報処理技術者試験)

試験後に知りましたが、先ほど紹介した「応用情報技術者試験過去問ドットコム」に午後問題の過去問もありました。無料で済ませたい方はそっちを使った方が良いでしょう。

1周したみて、どの分野を選択するか決めたら、その分野の過去問のみを解きます。情報セキュリティ以外の4問をピンポイントで固めてしまうと、本番で難しい問題が出た時に対応できないのでバッファを設けて5〜6問について対策しておくと無難でしょう。

私のおすすめする午後の選択分野は以下になります。お察しの通り、テクノロジ系を苦手としていました。

①情報セキュリティ(必須)
②経営戦略、情報戦略、戦略立案・コンサルティング技法
③プロジェクトマネジメント
④サービスマネジメント
⑤情報システム開発
⑥データベース(バッファ)
⑦プログラミング(アルゴリズム)(バッファ)

対策スケジュール

応用情報技術者試験に合格するために必要となる勉強時間は一概には言えません。あなたがどの程度のIT知識があるか、試験対策にどれぐらい時間が割けるかによって変わってきます。

応用情報技術者試験の申し込みは、試験月の3ヶ月前〜2ヶ月前にかけて行われます。(4月試験であれば1月中。)試験の2ヶ月前から試験対策を始めるのがちょうど良いのではないでしょうか。

2ヶ月前から試験対策を始めた場合の勉強スケジュールは以下のようになります。(2ヶ月を8週間だとしてスケジュールを立てています。)

【午前】
①参考書を2周する→3週間
応用情報技術者試験ドットコムで過去問を繰り返す→2週間
【午後】
③問題集を1周する→絞った分野のみ対策する→2週間
残りの1週間を総仕上げの時間にする

参考:私の合格体験談

参考として私の合格体験談を書きます。2019年4月に受けて不合格で、2020年10月に受け直しているように、そこまで効率的に勉強できてはいませんでした。

受験の背景

新卒でSIerに入社してシステムエンジニアとして2年弱働き、プログラミングや機能開発に携わりました。転職してITコンサルタントとして働き始め、システム開発の基本知識が不足していることに気づき、応用情報技術者試験の資格取得を通して学ぼうと思ったことが受験の背景です。合格という目標があった方が良いと考え、システム開発について書籍等で学ぶのではなく資格試験勉強を選びました。

1回目の受験(不合格)

2019年4月の試験を申し込みました。申し込み手続きを終えた後に、おすすめの勉強方法でも紹介したキタミ式の参考書を買って読み進めるところから始めました。

序盤に出てくる基礎理論の8進数、16進数等が苦手でモチベーションが下がりながらも2周読み終え、午前の過去問を3年分ほど解きました。この時は応用情報技術者試験ドットコムの過去問道場の存在を知らずに、問題集で午前・午後の対策をしていました。

試験結果は午前で不合格(自己採点結果は5割程度でした)。。。午後は得意のマネジメント系やストラテジ系を選択し手応えがあっただけに採点すらしてもらえない悔しい結果になりました。試験は不合格でしたが、システム開発の基礎知識を身に付けるという目標は試験勉強を通して達成できたと思います。

2回目の受験(合格)

2020年10月の試験を申し込みました。「システム開発の基礎知識を身に付けるという目標は試験勉強を通して達成できた」と思ったものの、やはり合格してなきゃ意味がない。転職活動するときに履歴書にも書けませんし。。

2回目の受験ではようやく応用情報技術者試験ドットコムの過去問道場の存在を知り、内容の理解よりも「資格試験の合格」を重視する勉強に切り替えました。しかし、仕事が忙しく午後対策はほとんどできないまま試験に臨むことに。。

その結果、合格!(午前は8割程度、午後は6割程度で恥ずかしながら結構ギリギリでした。)

さいごに

応用情報技術者試験は、システム開発の全体像を広く浅く学ぶにはとても良い資格です。ただし、試験合格のためには膨大な試験範囲を愚直に理解するように勉強するよりも、苦手な分野の理解を諦めて暗記するような効率の良い勉強方法が必要だと思います。

この記事の内容が参考になり、多くの方が応用情報技術者試験に合格してくださったら幸いです。

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